注文住宅の打ち合わせは必要不可欠なもので、完成させるまでたくさんの打ち合わせが行われます。ハウスメーカーや工務店との打ち合わせとなりますが、時間と労力を費やさなければ思いどおりのマイホームを手に入れられません。今回は、注文住宅の打ち合わせで失敗しないためのコツを探っていきましょう。
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注文住宅の打ち合わせの内容とは
それでは、注文住宅の打ち合わせの内容はどのようなものなのでしょうか?流れを大まかに分けると、工事着工前、工事着工後、工事完成後となります。
工事着工前
着工前の打ち合わせでは、住宅の間取りや仕様、設備、費用などについて話し合いをします。7~15回程度の打ち合わせを行い、どのような家にしたいのか、譲れない条件や希望を明確に伝えていきます。
またこの段階で気になることや疑問点を、施工会社にしっかり伝えることが大事です。とくに予算については、正確に伝えることが重要になってきます。予算オーバーになる可能性が高いときには、見直しも必要不可欠となります。
工事着工後
着工前に基本的な打ち合わせは終えますが、着工後(建築中)の打ち合わせも大切です。打ち合わせどおりに工事が進んでいるかなど、確認すべきポイントがあります。修正する部分があるときは、早いタイミングで施工会社に伝えなければなりません。
工事完成後
完成した建物を確認するための打ち合わせが行われ、問題がなければ引き渡しとなります。打ち合わせ回数も2~4回程度で済みます。万一依頼内容と違う仕上がりになっている場合には、修正の依頼を行うことになります。
このような内容で打ち合わせを行っていきますが、大事なのは基礎の部分なので工事着工前の打ち合わせは入念に行うことが必須です。
注文住宅の打ち合わせで抑えるべきポイント
それでは、打ち合わせで抑えるべきポイントを見ていきましょう。
予算の上限を決めておく
注文住宅を建てる際には、事前にしっかり資金計画を立てておく必要があります。打ち合わせを行っていく中で価格が変動するため、予算が明確でないと選択肢が固まりません。
施工会社に予算を伝えておけば、その予算内に収まるように調整することが可能となります。予算が決められずに進めた場合、計画を見直すことになる可能性も出てきます。住宅ローンも踏まえて、予算の上限を明確にしておきましょう。
優先順位をつけておく
打ち合わせをしていくと、価格が大きく変動したりオプションの追加となったりするので、予算オーバーになることもあります。予算の上限を決めている場合は、希望をすべて実現するのは難しいです。どうしても譲れない部分を話し合っておき、優先順位をつけておくのが望ましいです。
打ち合わせ内容を録音・記録しておく
打ち合わせ内容を録音・記録しておくと、スムーズに進められます。話が食い違っても確認でき、トラブルを回避できます。ただし、記録する旨は必ず許可をとっておきましょう。
疑問や不安を解消する
打ち合わせ中に疑問に思ったことや不安があれば、すぐに確認して解消しておきましょう。あとで後悔しないためにも、チェックリストを作るのが賢明です。
イメージを絵や写真などで伝える
自分が思い描いているイメージを言葉で伝えるのは難しいので、絵や写真などを使って具体的なイメージを伝えておきましょう。
注文住宅の打ち合わせ失敗しないための注意点
打ち合わせをしても失敗するようなことがあれば意味がありません。失敗しないための注意点を知っておきましょう。
スケジュールを明確にしておく
完成までの期間をもとにスケジュールをしっかり立てておくと、スムーズに進められます。入居希望日を決めている場合は、何度も打ち合わせを行って、日程の調整が必要となってきます。希望どおりの日に入居できるように、スケジュールは明確にしておきましょう。
打ち合わせは計画を立てて行う
打ち合わせで決める内容はたくさんあって、デザインや間取り、建材の種類・色、内装、外装、生活同線など多岐にわたります。1つの項目であっても、打ち合わせが1日で終わるとは限りません。その日に打ち合わせしたいことをリストアップし、優先順位をつけることも大事です。
自分が思っていた以上に選択が難しいこともあり、計画的な進行が必要となってきます。納得できるまで打ち合わせをすることがベストですが、計画性がないと家の完成は遅れてしまいます。
まとめ
家づくりを成功させるための打ち合わせで失敗しないためのコツを見てきましたが、いかがでしたでしょうか?やはり計画をしっかり立てることが重要であり、準備を整えておくことが成功させるポイントと言えます。
理想のマイホームを手に入れたいのは誰も同じですが、ある程度の妥協も必要であり、優先順位を決めて進めていきましょう。建築だけに限らず計画を立てずに進めていった結果、失敗に終わるというのはよくあるケースです。
ハウスメーカーや工務店など施工業者とのコミュニケーションをはかり、準備不足にならないように計画性を持って臨みましょう。理想と現実は違うかもしれませんが、できるだけ理想に近づけるためにも、納得のいく打ち合わせが必要不可欠です。