注文住宅でパントリーを作成するときのポイントや種類

公開日:2024/12/15  
家

注文住宅を建てる際に、キッチン周りの収納スペースとして人気が高まっているのがパントリーです。食材やキッチン用品を効率よく収納できる場所として、多くの家庭で取り入れられています。この記事では、パントリーを作成する際のポイントや種類について詳しく解説します。注文住宅を建てる際の参考にしてください。

そもそもパントリーとは?

パントリーとは、主に食品やキッチン用品を収納するための専用スペースのことを指します。

物を見やすく収納でき、日々の家事効率を向上させる役割を果たすスペースです。また、キッチン自体がすっきりとした空間になるため、デザイン面でもメリットがあります。

注文住宅でパントリーを作成する際のポイント

注文住宅でパントリーを作成する際のポイントは以下の通りです。

収納力と使いやすさを重視する

パントリーの最大の目的は、キッチン周りの収納スペースを増やし、家事の効率を高めることです。

そのため、まずは収納力を重視することが大切です。収納する物の種類や量を予測し、それに応じた広さや棚の数を決定しましょう。収納スペースを無駄なく使うためには、調味料や缶詰、乾物などを整理しやすいように棚の高さを調整したり、引き出し式の収納を取り入れるのもよい方法です。また、奥行きが深すぎる棚は、奥にしまった物が取り出しにくくなるため、使いやすさを考慮した設計が求められます。収納する物を考慮しながら、スペースの有効活用を図ることが重要です。

動線を考えた設計にする

パントリーを作成する際には、動線も重要なポイントです。

キッチンからのアクセスがしやすい場所に設置することで、調理中に必要な食材や調理器具をスムーズに取り出せます。たとえば、キッチンの隣やすぐ近くにパントリーを設けることで、日常的に使う食材をすぐに取り出せる利便性を高めるのもよいでしょう。

また、動線も考慮することが大切です。中であまり動き回らなくても必要な物に手が届くように、収納場所を工夫してください。パントリー自体を独立した小部屋として設ける場合でも、通路部分を広く取り過ぎると収納スペースが限られてしまうため、無駄のない動線を確保することが重要です。

掃除のしやすさを考慮する

パントリーは頻繁に使用するため、汚れやすくなります。

掃除がしやすいように、床や壁の素材選びにも気を配ることが重要です。たとえば、床には汚れが目立ちにくく、かつ掃除がしやすい素材を選ぶとよいでしょう。壁や棚も掃除がしやすいように、表面がつるっとした素材を選ぶことをおすすめします。

パントリーは日常的に物を出し入れする場所なので、整理整頓がしやすいように設計しておくことも大切です。掃除が行き届かないと、食品の管理が疎かになり、賞味期限切れの食品がたまってしまうこともあるため、定期的にチェックしやすい環境を整えましょう。

注文住宅で作れるパントリーの種類

注文住宅で作れるパントリーの種類は以下の通りです。

オープン型

キッチンと一体化しているタイプの収納スペースです。

壁やドアで仕切られておらず、キッチンの延長として自然に使えます。オープン型パントリーは、すぐに食材や調理器具を取り出せる利便性が魅力で、料理中の作業効率が高まるでしょう。

パントリーのデザインがキッチン全体の雰囲気に溶け込みやすいため、インテリアの一部としても活用しやすいです。ただし、収納が見える状態にするため、整理整頓をしなければなりません。

物があふれていると、見た目が雑然としてしまうため、収納する物を厳選し、定期的な整理が必要となります。

クローズド型

クローズド型パントリーは、壁や扉で仕切られた独立型の収納スペースです。

このタイプのパントリーは、キッチンとは別の小部屋として設けるため、見た目がすっきりと保てるのが特徴です。また、扉を閉めてしまえば、収納スペースが見えなくなるため、整理整頓に神経を使う必要もありません。

ただし、キッチンから少し離れた場所に設置される場合が多いため、料理中に頻繁に使用する食材を収納するにはやや不便なこともあります。

ウォークイン型

ウォークイン型パントリーは、歩いて入れるほどの広さを持つ収納スペースです。

大量の食材やキッチン用品を一度に収納できるため、大人数の家族や、食材をまとめ買いする家庭に特に適しています。ウォークイン型パントリーは、収納スペースが広いため、調味料や食材をカテゴリーごとに整理しやすく、常に在庫管理がしやすい点も魅力です。

まとめ

注文住宅でパントリーを作成する際には、家族の生活スタイルに合わせた設計が大切です。収納力、動線、通気性、掃除のしやすさなど、実用面での考慮が必要ですが、それと同時に、日々の生活を快適にするための工夫を凝らすことが求められます。また、パントリーの種類はオープン型、クローズド型、ウォークイン型と多様な選択肢があります。自分が希望する住まいにあったパントリーを注文住宅にぜひ設置してみてください。

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