注文住宅のオーダー形式とは?セミ・フルの違いを徹底比較

公開日:2024/10/15  
セミとフル

注文住宅は、自分の理想を叶えた住まいを実現できる点が魅力的です。特に有名なのが「セミオーダー」と「フルオーダー」という2つのオーダー形式です。本記事では、セミオーダーとフルオーダーの違いを徹底比較します。メリットやデメリットを徹底比較するため、ぜひ最後までご覧ください。

注文住宅のオーダー形式とは?

注文住宅のオーダー形式とは、住宅メーカーが提供するプランを基に、施主が間取りや設備などをカスタマイズしていく方式です。

完全に自由な設計が可能なフルオーダー形式と、あらかじめ用意されたプランをベースに一部変更を加えるセミオーダー形式に大きく分かれています。注文住宅のオーダー形式を理解することで、自分に合った住まいづくりを実現しやすくなるでしょう。

セミオーダー住宅とは?

セミオーダー住宅とは、住宅メーカーが用意した基本的なプランをベースに、間取りや内装、設備などをある程度カスタマイズできる形式のことを指します。言い換えれば「既存のプランをもとに部分的なアレンジが可能」なスタイルです。

セミオーダーのメリットとしては、比較的短期間で注文住宅を建てることができる点が挙げられます。フルオーダーと比べて設計期間が短縮され、かつ費用も抑えられることが多いです。また、時間や手間も少なく済みます。

一方でセミオーダーのデメリットとしては、カスタマイズできる範囲が限定されている点が挙げられます。施主の希望に応じて一部変更が可能ではありますが、全体の設計を大きく変えることはできません。特にこだわりが強い人にとっては、やや物足りなく感じるかもしれません。

フルオーダー住宅とは?

フルオーダー住宅とは、間取りや内装、外観、設備などをすべてを施主が自由に設計できる注文住宅の形式です。「ゼロからすべて自分の理想を反映させることができる住宅」とも言えます。

フルオーダーの最大のメリットは、完全オリジナルの住宅を実現できることであり、施主が持つ理想を余すところなく反映させられます。間取り、設備、デザイン、素材選びなど、すべてにおいて選択の自由がある点は見逃せません。

特に、家族のライフスタイルや将来のプランに合わせて細かい部分までこだわりたい方にとっては、フルオーダーが最適な選択肢となります。しかし、フルオーダーには時間とコストがかかるというデメリットもあります。

施主と設計士が何度も打ち合わせを重ね、細部まで設計を詰めていくため、設計期間が長くなるのが一般的です。また、選択の自由が多い分コストも高くなる傾向があります。素材の選定や設計の変更が多ければ多いほど予算が膨らむ可能性があるため、十分な準備が必要です。

注文住宅のセミオーダーとフルオーダーの違いを徹底比較

セミオーダーとフルオーダーの違いを、いくつかの観点から比較してみましょう。

設計の自由度

まず、設計の自由度についてです。セミオーダーではあらかじめ用意されたプランを基にカスタマイズするため、自由度は限定的です。大枠の構造や配置を変更することは難しい場合が多く、施主が選べるのは内装や設備の細部に限られます。

一方フルオーダーでは、すべてをゼロから設計するため、自由度は無限大です。間取り、部屋の数、素材、設備の配置などのあらゆる要素を施主が思い通りに決めることができるので、理想の住まいを完全に実現可能です

費用

費用面では、セミオーダーが比較的リーズナブルです。住宅メーカーが提供する基本プランを基に、一部カスタマイズするだけで済みます。そのため追加費用があまりかからず、全体的にコストを抑えることが可能です。

また、プランがあらかじめ用意されているため、コストの予測もしやすく予算オーバーのリスクが少ないという点も安心材料です。一方、フルオーダーは全体的にコストが高くなりがちです。

施主の希望に合わせて素材や設備を選ぶため、どれだけの費用がかかるかはケースバイケースでしょう。特にこだわりが強い場合は予想以上にコストが膨らむこともあるため、十分な予算計画が求められます。

期間

建築にかかる期間についても、セミオーダーはフルオーダーに比べて短くなります。基本的なプランがあらかじめ用意されているため、設計や手続きの段階での調整が少なく、建築スケジュールもスムーズに進むことが多いです。

一般的には、セミオーダーの注文住宅は数ヶ月で完成することが可能です。一方、フルオーダーでは設計から完成までに多くの時間を要します

施主と設計士が何度も打ち合わせを行い、細部に至るまで設計を詰めていくため、完成まで1年以上かかることも珍しくありません。時間に余裕がある場合にはフルオーダーが適していますが、短期間で住宅を完成させたい場合には不向きと言えます。

デザインの個性

デザイン面でも、両者の違いがはっきりと現れます。セミオーダーでは、既存のプランに基づいているため、他の家と似たようなデザインになることが多いです。一部の内装や設備を変更することで個性を出すことはできますが、完全にオリジナルなデザインを追求することは難しいでしょう。

一方、フルオーダーではデザインの個性を存分に発揮できます。外観や内装、間取りの細部まで自分好みにデザインすることができるので、他にはない唯一無二の住まいを実現できるのがフルオーダーの魅力です

まとめ

注文住宅でどちらの形式を選ぶかは、施主のニーズや予算、そしてスケジュールに大きく依存します。「自分だけの完全オリジナルの家を建てたい」という強い希望がある場合や、将来にわたって長く愛せる家をつくりたい場合にはフルオーダーが最適です。一方「短期間でリーズナブルに注文住宅を建てたい」と考える人や、一定の範囲内でカスタマイズができれば満足できる人にはセミオーダーが適しています。設計や施工にかかる手間や、コストパフォーマンスを考えてぴったりの住宅をオーダーしましょう。

【三郷市】注文住宅メーカー比較表

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